2025-03-02 現在のDeepSeek API についてまとめてみた

久しぶりにDeepSeek API を覗きに行ったら使えそうになっていたのでまとめてみた。

🔹 DeepSeek APIの概要

DeepSeek APIは、1M(100万)トークン単位で料金が発生する仕組みで、入力トークンと出力トークンごとに異なる価格設定があります。

  • DeepSeek-V3(deepseek-chat)

    • 一般的な会話やテキスト生成に適したモデル
    • 最大64Kコンテキスト長
    • 最大8Kの出力トークン
  • DeepSeek-R1(deepseek-reasoner)

    • より高度な推論を行うモデル
    • 最大64Kコンテキスト長
    • 最大32KのCoT(Chain of Thought)トークンを使用
    • 最大8Kの最終出力トークン

💰 料金体系

DeepSeek APIの料金は、標準料金(日本時間9:30-1:30)割引料金(日本時間1:30-9:30)の2つの時間帯で異なります。

🕒 標準料金(日本時間9:30-1:30)

モデル 1Mトークン入力(キャッシュヒット) 1Mトークン入力(キャッシュミス) 1Mトークン出力
deepseek-chat $0.07 $0.27 $1.10
deepseek-reasoner $0.14 $0.55 $2.19

🕒 割引料金(日本時間1:30-9:30)

モデル 1Mトークン入力(キャッシュヒット) 1Mトークン入力(キャッシュミス) 1Mトークン出力
deepseek-chat $0.035(50% OFF) $0.135(50% OFF) $0.550(50% OFF)
deepseek-reasoner $0.035(75% OFF) $0.135(75% OFF) $0.550(75% OFF)

💡 割引時間帯(日本時間1:30-9:30)を狙って利用するとコストを大幅に削減できます。


🏷 トークン課金の計算方法

料金 = 使用トークン数 × 単価

例:

  • deepseek-chatを利用して、入力500Kトークン(キャッシュミス)、出力200Kトークンを処理した場合(標準料金)
    • 入力: 500K × $0.27 = $0.135
    • 出力: 200K × $1.10 = $0.22
    • 合計: $0.355

🔄 コンテキストキャッシング

  • DeepSeek APIにはコンテキストキャッシングの仕組みがあり、過去のリクエスト内容がキャッシュにヒットすると、安価な料金($0.07→$0.035など)で処理できます。
  • 同じプロンプトを何度も使う場合、コスト削減につながります。

💳 支払い方法

  • クレジットカード / デビットカード
  • 最小トップアップ金額は$2.12(税抜 $2.00)
  • APIの利用料金はトップアップした残高から自動的に引かれる
  • Web版・アプリ版の会話機能は無料(API利用のみ課金対象)

✅ おすすめの使い方

  1. 割引時間帯(日本時間1:30-9:30)にAPIを使う

    → 最大75% OFFでコスト削減 深夜から早朝だから使いにくいですね。
  2. キャッシュを活用する

    → 同じプロンプトを繰り返し使うと、キャッシュヒット率が上がり、料金が下がる
  3. 前払いは少額ずつ行う

    → 価格が変動する可能性があるため、必要な分だけ課金する

🔗 公式サイト・詳細情報

APIの最新価格や仕様については、公式サイトで確認

DeepSeek API公式ページ(最新情報や詳細なドキュメント)

DeepSeek APIは、特に割引時間帯を狙えば低コストで高性能なLLMを活用できるのが強みです。

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