wp-config.php に define(‘FS_METHOD’, ‘direct’); の行を追加すると何が起こる?メリット・デメリット・セキュリティについて詳しく解説

wp-config.php  define('FS_METHOD', 'direct'); の行を追加すると、WordPress がファイルシステムとやり取りする方法が変わります。具体的には、WordPress がテーマやプラグインの更新、画像のアップロードなど、ファイルシステムにアクセスする必要がある操作を行う際に、直接ファイルシステムアクセス を使用するようになります。

通常、WordPress は FTP や SSH などのプロトコルを使用してファイルシステムにアクセスします。要するにめんどくさい遠回りな方法でわざわざアクセスしているということです。

FTPやSSHを使う場合は認証のプロセスがあるのでワンクッションある分安全ではあります。ただこのワンクションがあるためにうまくいかないというトラブルになることもあります。

しかし、 FS_METHOD  'direct' に設定すると、これらのプロトコルを介さずに、PHP がサーバー上で動作するユーザー権限で直接ファイルシステムにアクセスします。

メリット:

  • パフォーマンスの向上: FTP などのプロトコルを介さずに直接ファイルシステムにアクセスするため、ファイル操作が高速になります。

     

  • FTP 情報の不要化: WordPress が FTP 情報を必要としなくなるため、設定が簡素化されます。

     

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デメリット:

  • セキュリティリスクの増加: PHP が動作するユーザー権限で直接ファイルシステムにアクセスするため、セキュリティリスクが高まります。悪意のあるコードが実行された場合、ファイルシステム全体が危険にさらされる可能性があります。

     

  • ホスティング環境との非互換性: 一部のホスティング環境では、セキュリティ上の理由から FS_METHOD  'direct' に設定することができません。

     

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推奨事項:

一般的には、 FS_METHOD  'direct' に設定することは推奨されません。セキュリティリスクが高まるためです。

ただし、パフォーマンスの向上を優先し、セキュリティリスクを許容できる場合は、FS_METHOD  'direct' に設定できます。その場合は、以下の点に注意してください。

  • ファイルのパーミッションを適切に設定する。

     

  • WordPress を最新の状態に保つ。

     

  • セキュリティプラグインを使用して、サイトを保護する。

     

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結論:

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p _ngcontent-ng-c4262788789="" class="ng-star-inserted">FS_METHOD  'direct' に設定するかどうかは、パフォーマンスとセキュリティのバランスを考慮して、慎重に判断する必要があります。

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