コインチェックの補償金の原資は一体なんなのだろう?
保証総数: 5億2,300万 NEM
保有者数:26万
補償金額: 88.549円×保有NEM数
補償時期等と手続き方法 : 検討中 返金原資:自己資金
コインチェックが盗まれたNEMについて補償することを決定しました。
一取引所にすぎない会社がこれだけの自己資金を持っていることに驚きを隠せません。
この資金は一体どこから来たのでしょうか?
説1 ビットコインの値上がりとアルトコインの盛り上がり、それに加えて10%近いスプッレッドを見ればそれぐらい儲けてそう
儲かりまくっているにちがいない。という説ですね。
昨年末の仮想通貨の盛り上がりを見るとこの説もかなり説得力があります。
特にNEMをはじめとするアルトコイン(ビットコイン以外のコイン)のスプレッドは買い・売りだけで5%、往復10%ぐらいのスプレッドが乗っています。
はっきり言って暴利といってもよいぐらいです。
株やFXでは考えられないぐらいのスプレッドなので、めちゃくちゃ儲かっていても不思議ではありません。
仮想通貨を購入する人たちの金融リテラシーのなさが現れていると思いますが、そのスプレッドを加味しても儲かっていたので、気にならなかったのでしょう。
今後は、日本の取引所でbitcoinを調達して、海外の取引所でアルトコインをビットコイン建てで購入するのが主流になると思います。
説2 NEMが盗難後にコインチェックからLISKやXRPの移転が見られた。自己で持っているそれらの通貨を処分した?
多くの仮想通貨の場合、ブロックチェーンという仕組み上、取引の詳細について(資金の移動)は誰でも確認することができます。
NEMの盗難後、LISKやXRPといった通貨の移動が観測されました。
当初はLISKやXRPが盗まれたのではという憶測がありましたが、盗まれたというのは後に否定されました。
つまり、コインチェックのアカウントからの移動はこれらの通貨を処分して現金を確保したということが推測できます。
コインチェックはそれらの通貨を処分して、補償に当てる資金を確保したのではないかとおもわれます。
説3 どこかの誰かがコインチェックのスポンサーに名乗りをあげた?
これは現状では全くわかりませんが、500億円近い額ですから、コインチェックを買収したいスポンサーが手をあげたのではないかと可能性もあります。
説4 原資は客の預かり資金?
コインチェックは通貨を分別管理しているとうたっているので、他の客の預り資産で埋め合わするという可能性は低いと思いますが、追い詰められた会社がこのような手に出るのは昔からよく見られることなので、コインチェックに口座を持っているひとは十分に注意する必要があると思います。
あと、コインチェックによる自作自演による節税対策ではないかという説がありますが、資金の流れを追える仮想通貨ではありえないのではないでしょうか。
NEM財団が出て来て、盗まれたウォレットにマーキングを行ってしまったので、資金の流れが簡単に捕捉できてしまっています。
もし、自作自演ならば、盗まれたNEMを後で、回収しなければなりません。
これを誰にもばれないように実行するのはほぼ不可能だと思います。
これでbitFlyerの一強時代が訪れたと思います。
ただし、今回コインチェックがめちゃくちゃ儲かっていたことが明らかになったので、
続々と新規参入組が増えていくと思われますので、スプレッドが広すぎる業者は淘汰されていくのでしょう。
[chk class="box27" title="チェックしよう"]bitFlyer[/chk]
コメント