早期割増退職金の税金額とその節税方法について考えてみた

勤続年数5年で早期割増退職金をもらうケース

私の勤務している企業はかなりホワイト企業なのか、40歳以上、勤続年数5年以上の社員が早期退職に応募した場合、60ヶ月の早期割増退職金をくれるらしい。

私自身は中途採用で4年目に入ったのだが、だからあと2年で早期割増退職金制度の対象になる。

ご存知の通り、早期割増退職金がない場合は、中途採用者の退職金の額など微々たるものだ。

だが、60ヶ月の早期割増分は結構でかい。

勤続年数5年というJTCでは短い勤続年数の場合、退職金のどれぐらい計算してみた。

給与45万円の場合

45*60ヶ月=2700万円

なかなか立派な額ですね。

勤続年数5年とすると

退職所得控除: 5*40 = 200 万円 

課税退職所得金額:(2700-200) x 1/2 = 1250 万円 

退職金への課税はかなり優遇されており退職所得控除を引いた額の2分の1で良いとのことです。

この課税退職所得金額に税率33%(高い!!)をかけて控除額を引けば良いので、

1250 x 0.33 -153.6 = 258.9 万円

所得税は258.9万円になりました。

さらに住民税が乗っかってくるので(忘れずに!)、 

住民税:

1250 * 0.1 = 125 万円

合計すると 383.9万円

税引後手取り 2700-383.9 = 2316.1 万円

と計算できました。案外税金は安いです。

勤続年数が増えていけば、退職所得控除が1年につき40万円ずつ増えていくのでさらに支払う税金は圧縮できますね。

退職金に対する税金をなんとかして節税できないか?

副業禁止の企業でなければ在職中から会社を立ち上げるなり、個人事業主としてなんらかの商売を立ち上げておけば、そこでの赤字を退職金所得と打ち消すことができます。

赤字は給与所得とまず相殺され、その後退職金所得と相殺されることになります。

順番があるところには注意が必要です。

 

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