AMD・Ryzenに対してAdobeのソフトウェアは最適化されておらず相性が悪いというのは本当か?

Ryzen

Ryzenの第3世代発表 性能良すぎでコスパは完全にIntelを上回る

AMDのZen2の発表すごかったですね〜コスパではIntel太刀打ちできない感じです。ほぼ性能に対してIntelの半額という感じです。

AMD CPU 次世代 Ryzen

発売日 2019年7月7日

型式 コア・スレッド数 クロック TDP 価格
Ryzen 9 3900X 12コア24スレッド 3.8GHz/4.6GHz 105W 499ドル
Ryzen 7 3800X 8コア16スレッド 3.9GHz/4.5GHz 105W 399ドル
Ryzen 7 3700X 8コア16スレッド 3.6GHz/4.4GHz 65W 329ドル
Ryzen 5 3600X 6コア12スレッド 3.9GHz/4.5GHz 95W 249ドル
Ryzen 5 3600 6コア12スレッド 3.9GHz/4.5GHz 65W 199ドル

性能はシングルスレッドでもマルチスレッドでもRyzenが上という

Ryzen7 3700X (329ドル) > Corei7 9700K (400ドル)

Ryzen7 3800X (399ドル) > Corei7 9900K (485ドル)

Ryzen9 3900X (499ドル) > Corei7 9920X (1200ドル)

性能は上で価格はRyzenが安いというIntelさんどうしようという感じです。

ついに発売されたRyzen 3000シリーズ。

その中でもRyzen 3700X の評判が高いですね。

コスパ(Intel corei9 9900kを上回る性能と安い価格)・省電力(TDP65W)

買うなら3700Xだと思います。

↓Ryzen 3700Xのアドビ製品でのベンチーマーク値とその考察 を書きました

最新型Ryzen3000シリーズとAdobe製品は相性が良いのか?結局どうなの?
TECHPOWERUPというサイトがAdobe製品でのベンチマークを出していたので紹介します。 Ryzen3700Xはめっちゃコスパが良い まず、CineBenchというCPU性能を測る超有名ソフトのベンチマーク マルチコアフル稼働時のベン...

Adobe製品とRyzen/Radeonの相性が悪いといわれてるけどホント?

Adobe製品がAMD製のCPU/GPUと相性が悪いというのが結構言われているけどこれって本当という疑問があります。

いろいろと情報を集めてみました。

Threadripper2990WXではPremiere Pro CCが落ちまくる!?

Youtuberの吉田製作所さんが作ったThreadripper2990WX搭載の自作PCでPremiere Pro CC が落ちまくる。

というのが有名ですね。

Adobe公式のフォーラムを検索してみると、

流石に落ちるとまではいきませんが、フォーラムでThreadripperの書き出しが遅いというスレッドが2件ほどあります。

原因不明&未解決です。

一般ユーザーは最上位のThreadripper2990WXを買うお金も必要もないので、RyzenのメインストリームであるRyzen7 2700Xはどうなのかということが気になると思います。

Ryzen7 2700Xではどうでしょうか?

メインストリームであるRyzen7 2700Xではどうでしょうか?

ASCII「2700Xは9700KよりAdobeのエンコードが速い」

https://ascii.jp/elem/000/001/782/1782507/

https://ascii.jp/elem/000/001/782/1782480/img.html

2700Xは9700Kよりエンコードも速く問題はなさそうです。

Adobe公式フォーラムでもRyzen 7 2700Xが落ちたり・特段遅いという報告もありません。

このようにメインストリームのRyzenでの問題はあまり見かけないので、Threadripper特有の問題の可能性が高そうです。

Threadripperの様な極端な多コアCPUだと、例えば、2990WX(Ryzen)9940X(itenl)以下になるものの、これは2990WXが伸びる他のソフトのベンチマークから見ても「AdobeのプログラムがAMDに最適化されていない」という可能性が高そうです。つまり単純に、Adobeのプログラムは極端な多コアを扱うのが苦手の可能性が高そうです。

第3世代Ryzen(Zen2)が発売されたので旧世代2700Xも価格が下がって割安感が増しています(Ryzen 3700Xは当分価格4万3千円ぐらいで高止まりしそう。)。

Ryzen 2700Xは一般ユーザーにとってかなりお買い得かもしれません。

新世代からはエンコードの遅さがものすごく改善される?

新世代ZEN2からはAVXが128bit  x 2 SIMD演算 から 256bit SIMD演算に改善されたので、いままでのRyzenで一般用途でほぼ唯一の弱点だったエンコードの遅さが改善されそうです。

Premiere Proで必要なメモリ量

メモリの目安は、

Premiere Proで4K編集するなら32GB、HD編集なら16GB必要です。

まとめ

  • Ryzenのハイエンド多コアモデルであるThreadripperでは問題が発生する場合がある
  • Ryzen 7 や 5のメインストリームモデルでは不具合の報告はほとんどない
  • Adobeのソフトウェアは基本的に多コア・スレッドを扱うのが苦手
  • 第3世代Ryzenではほぼ唯一の弱点だったエンコードの遅さが改善される可能性が高い

↓Ryzen 3700Xのアドビ製品でのベンチーマーク値とその考察 を書きました

最新型Ryzen3000シリーズとAdobe製品は相性が良いのか?結局どうなの?
TECHPOWERUPというサイトがAdobe製品でのベンチマークを出していたので紹介します。 Ryzen3700Xはめっちゃコスパが良い まず、CineBenchというCPU性能を測る超有名ソフトのベンチマーク マルチコアフル稼働時のベン...

コメント

  1. ドスパラで見ても、AMD安い!
    安心して買います

    • コメントありがとうございます。
      AMD Ryzenの3000シリーズのコスパは最高ですよね。
      確かに、ドスパラでも安いですね。
      https://www.dospara.co.jp/ryzen5-3600

  2. 4K編集時の最低メモリ搭載は64GBです。当方は1950Xを当初32GBで運用していました。
    それから1年後なのですが64GBにしたところ、細かいエラーや遅延処理が無くなりました。
    各個人のPC環境は違いますが、32GBで何かしらおかしいと感じたら、64GBに増設することを
    お勧めします。

    • コメントありがとうございます。
      4K編集に関してはメモリ32GBでギリギリできますが、64GBがおすすめですね。