外国株証券口座に入金した米ドルの為替差益に対する税金はどうなるのか???
今年の確定申告ではSBIの外国株の一般口座のETFを損切りした分を他の日本株の収益と損益通算したいと思って色々と作業をしていてムクムクとわいた疑問を色々と調べて解決したことを書いてみます。
あんまり深く考えずに投資しているとアレっ?これの税金ってどうなるの?という場面に遭遇します。
その一つが、外国株口座での外貨での待機資金に対する為替差益・差損の取り扱いについてです。
日本円を米ドルに替えてすぐに投資するとは限りません。
しばらく待機資金として置いておいて良いタイミングで米国株を購入するかもしれません。
その間も為替レートは刻々と変わり続けています。
ではその間に為替差益が出た場合、その為替差益に対する税金はどうなるのでしょうか?
また、外国株式を売却して外貨で資金を待機させている場合の税金はどうなるのでしょうか?
待機資金の為替差益・差損はほとんどのケースで無視してOK
結論から言うと、税務署はその部分に関しては余程の高額の差益でないかぎりは無視ししていいと言うスタンスみたいですね。
そもそも、課税するにしても雑所得扱いみたいですね。
なので、課税されるとしても差益が、20万円を超えてきてからです。
本来は米ドルに替えてから、その米ドルを日本円に戻したときのレートで差益・差損を計算するのでしょうが、極めてややこしいですし、途中で複数回入金していた場合の取り扱いもわけがわからなくなります。
さらに言うと、米国株の取引の際に為替損益を含めて、日本円換算で納税しているわけです。
米国株取引が終了した時点では米ドルのママにしていてさえです。
その部分のことまで考えだすと、計算できないわけじゃないけど、そんな煩雑な計算ほとんどの人にとっては不可能ですし、税務署が修正申告を要求するにしても、税務署の人も証券会社に問い合わせてきちんと計算して妥当な納税額を示す必要があります。
税務署も少額の為替差益に対してやってられないですよね(外国株口座に置いている米ドルはレバレッジがかかっている訳でもないので、ほとんどの人の為替差益はしれています)。
と言うわけで、実際上は、ほとんどの人は気にする必要はありません。
超高額の差益が出ている場合で、どうしても税務当局と接触したくない人は計算してみてもいいかもしれませんが。
逆に言うと、円高・ドル安局面では外国株口座の待機ドルはノーガードで損を喰らってしまいます。
FX口座などであれば、損益通算できますが、外国株口座の待機ドルは差益が雑所得なので、差損はノーガード損です。損益通算できないのよ〜〜〜。
では、明らかに円高・ドル安局面では円に戻す必要があります。まぁそんなにはっきりと局面を読めるなら苦労しないわけですが。
もしくはMMFを購入するというのもアリかもしれません。
MMFは投資信託のように扱われるので、
損益は通算されますし、はっきりと課税されますし、なんの問題もありませんね。
まとめ
超高額の差益・差損が出そうな人は待機外貨資金で大人しく外貨建MMFを購入しておきましょう。
そうすれば、なんの問題もおきません。
ちなみに税務署から修正申告を求められても額が小さくて悪意がなければ大した問題にはなりません。異常に税務署を恐れている人もいますが、大して稼いでない庶民にとっては税務署は怖くないですよね。
結論としては、
ほとんどの個人投資家は、外国株口座の米ドル待機資金についての税金の取り扱いは特に、気にする必要はないみたいです。
コメント
こんにちは。これずっと疑問でした。ドルで利益を出した場合、為替差益、譲渡益に対する税金を取られますがそのドルしばらく置いてを円替えした場合為替差益があればまた課税されるのでしょうか?