MetaTrader 4・5(MT4・MT5)でFXの自動売買に挑戦したい!
MetaTrader4 (MT4),MetaTrader5(MT5)って超有名なFXのアルゴリズム取引ができるソフトウェアです。
FXのアルゴリズム取引といえばMT4・MT5っていうぐらい有名です。
ただし、Windowsじゃないと動作しないんですね。
普段使いのPCがMacの人はわざわざWindowsPCを購入しないとMT4・MT5を使うことができません。
アルゴリズムトレードをはじめようとしている人にとって、いきなりPCの購入までしたくはないですよね。
また、自動売買は24時間行うので、24時間MT4・MT5が稼働します。
ですので、本格的にやるなら、どっちにしても専用のPCが必要になってしまいます。
他の作業ができないわけではないですが、MT4が動作している状態で他の作業をガンガンするのあんまり快適ではないです。
私の場合は、Mac ユーザーなので、MT4を動かせる環境がありませんでした。
やってみたいのに試せる環境がないってのは結構フラストレーションです。
FX取引は24時間体制。Windows PC環境は借りるのがベスト
で、どうにかMT4を試す方法がないのかと思っていたのですが、VPSのWindowsバージョンがあるんですね。
Windows PC環境を借りるという方式です。
”Webサイトを公開するためにレンタルサーバーを借りる”のような話をこれまでに、聞いたことがあるかもしれません。
要は、コンピュータって借りることができるんですね。
MT4を運用するにはVPSというサービスを使います。
VPSとは
VPSは「Virtual Private Server」の略で、「仮想的な専用サーバー」のことです。
レンタルサーバーとはちょっと違って、リモート接続できるPCをそのまま借りるみたいなイメージです。
PCでできることはほとんど全てできます。
私の場合、VPSはWebサイト公開やWebサービス作成に普段から使っています。
余談ですが、普通のVPSはLinux OS (CentOSとかUbuntuとか)を使います。
WebサーバーとかはLinuxで運用するのが普通なので、見たことあるかもしれませんが、黒い画面でコマンドラインを使って操作します。
もちろん、Windowsが動くVPSというのがあるんです。
これならWindowsで動くソフトウェアが使えるので、MT4も動作します。
加えて、為替取引って土日を除く24時間相場が動いていますから、コンピュータをつけっぱなしにしておかないといけません。
いつチャンスが来るかわかりませんから。
これって、コンピュータにも良くないですし、電気代も結構かかります。
でも、VPSを借りちゃえば問題は解決です。
個人で運用していると起こりうるトラブル、例えば、PCが壊れるみたいな問題は、まず起きません。VPSを管理してくれている会社に任せちゃえばいいわけです。
つけっぱなしのPCの電気代のことを考えるとVPSを借りた方がお得なぐらいです。
どのVPSを選べばいい?VPSを選ぶポイントは?
VPSは多用しているので、選ぶポイントを経験に基づいて紹介します。
ポイント1 安すぎるVPSはやめといたほうがいい
安すぎるVPSは、表記上のスペックはそこそこに見えるのですが、ネットワーク障害が多いとか、なぜかネットワーク速度が遅くなるとか、ネットワークがらみの問題を抱えていることが多いです。
また、CPUの数は同じでも、旧式のCPUを使用しているなど、表記上見えないところでコストカットが行われているので、おすすめしません。
ポイント2 比較的新しいVPS事業者のほうがいい
新しくローンチされたサービス(後発)の方が、使いやすいことが多いです。
新しいVPS環境の追加なども簡単にできたり、インターフェイスも良くなっています。
ポイント3 結局値段はあんまり変わらないので、値段より使いやすさを重視
競争が激しいので、値段はどれも横並びになります。数百円をケチって使いにくいVPSを選ばないことが重要です。
そんな感じで見ていくと、一番バランスのいいVPSはConoHa for Windows Serverだと思います。
ポイント4 年間契約で安くなるといったサービスを選ばない
そもそも、ちょっと試してみたいというのでVPSを使ってFXの24時間取引を行うわけです。2,3日したら、やっぱりやめたいってなるかもしれません。年間契約で安くなるサービスは初心者の段階では避けましょう。ConoHaのVPSだと、日割りにして使った分だけ請求されますので、初心者の人にとってめちゃくちゃ便利なサービスだと思います。
オススメのVPSサービス
お名前.com デスクトップクラウド for MT4
「お名前.com デスクトップクラウド for MT4」というサービスがあります。
MT4を使ったFX自動売買だけならこれでいいかもしれないです。
お名前 MT4なら、楽天証券、Forex.com、外為ファイネスト、TitanFXの提供するMT4をプリインストール済みです。 ※公式MT4もプリインストール済
ユーザーインターフェイスなどVPSの管理画面の使い勝手から言うと、ConoHa VPSのWindows Serverをおすすめしますが、VPS初心者で設定など全くわからないという方なら、お名前.comデスクトップクラウドもいいかもしれません。
メモリ1GBで、年間一括払い(25920円)すると月額費用が2160円になりますが、月払いだと月額2400円です。
しかも、「1ヶ月払いの場合、無料期間を除いた3ヶ月間が最低利用期間となります。」とのことなので、1ヶ月だけ試すというような使い方はできません。
MT4が最初からインストールされているのが売りの一つですが、MT4のインストール自体は簡単なので、個人的には、たいしたメリットではないと思っています。
MT4がプリインストール済みという点など初心者に配慮した点がある一方で、実質最低契約期間が3ヶ月であるというのはちょっと試したい人(初心者)にとってハードルですね。
ConoHa for Windows Server
比較的新しいサービスですので、インターフェイスや細々としたところの工夫がgoodです。
料金も時間単位で請求されるので、途中でやっぱりやめたということも簡単にできます。
Windows PC として使いたいという人もいると思います。Windows Serverなので、Webサイトの公開も実はできるんです。
サーバーを立てたいという人もConoHa for Windows Serverがおすすめです。
メモリ1GBで月額1800円です。
ConoHaは途中で解約しても時間単位(3.2円/時)で請求されるので、続けるかどうかわからない初心者のときに特におすすめできます。
記憶ディスクもハードディスクではなくより高速な50GBのSSDなので、快適に運用できます。
その他のWindows VPSサービス 一言コメント
ABLENET
Windows VPSというとABLENETも選択肢としてはありかなと思います。
メモリ1GBで、年間一括払い(19200円)すると月額費用が1600円になりますが、月払いだと月額1981円です。
記憶ディスクをハードディスクを選べば、初期費用は0円ですが、SSDを選ぶと1800円の初期費用がかかります。
今時、SSDを選ばないという選択肢はないので、SSD選択で初期費用がかかるのはなんとかしてほしいと思います。
VPSなどのサービスは、始めやすく止めやすいというのが最も重要だと思っているので、ABLENETを選ぶ理由はないかなと思います。どうしても年間費用を安く抑えたいという方にとってはいいかもしれません。
ABLENET(エイブルネット)の詳細をみる
プランはどれぐらいのを選べばいい?
メモリ1Gの契約で、MT4を10個ぐらい稼働できます。
10個ぐらいあれば、多くのEA(Expert Advisory)で分散投資することができますので、収益の安定化という観点からもとりあえずOKです。
ディスク容量はMT4を使うということだけ考えると20GBもあれば十分なので、あまり気にしなくて大丈夫です。
記憶ディスクはハードディスクよりSSDの方が絶対に良いです。SSDのほうが体感できるぐらいかなり高速です。
また、VPSって仮想的な専用サーバーなので、実際のリソース(CPUとか)は他の人とシェアしています。ですので、、そのサーバーにヘビーな人が入ってきたらパフォーマンスは低下します。
24ヶ月契約等の長期契約も有りますが、そのサーバーにヘビーな人が入ってきたら直ぐに引っ越し出来るほうが良いので、長期契約はおススメしません。
まとめ
ConoHa Windows Severをオススメしていますが、最高にバランスのいいVPSサービスだと思っています。
普段から、Webサービスを作成で大変お世話になっているので、ちょっとFX自動売買を試してみたかったときに、管理画面からちょっと気軽に試してみたんですね。
本当に簡単にConoHa Windows Server のインスタンスを追加することができます。
最後に、私が、ConoHa VPS Windows Severを使っている一番のポイントは、気軽にはじめてみて、気軽にやめれるという点です。これって、ユーザー体験にとってめちゃめちゃ重要だと思います。
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