サクソバンク証券で米国株オプション取引がはじまったので、インタラクティブ・ブローカーズ証券と比較して、サクソバンクのメリット・デメリットを考える

インタラクティブ・ブローカーズ証券

サクソバンク証券が外国株オプション取引を導入!

サクソバンク証券が外国株オプション取引を開始しました。

これはすごいニュースですね。

てっきり、外国株オプションは規制の関係で日本国内の証券ではできないのかと思っていました。

米国株に強いマネックス証券とかにも早急に取り組んで欲しいですね。

これで国内証券でカバードコールや資金確保済みのプットの売りなど、アメリカンオプションの良い点を生かした多彩な戦略をとることができますね。

これまで、米国株オプション取引をしようと思ったらどうしていたか?

米国株個別オプション取引ができる国内証券口座はありませんでした。
日本でオプションと言えば日経225などの指数オプションでした。

指数オプションはヨーロピアンタイプなので、清算日に、差金決済として決済が行われます。

これではカバードコールや資金確保済のプット売りといった多彩な戦略をとることができません。

しかも単なる指数オプションなので、個別株のオプション取引とはまた別物ですよね。

これまでもインタラクティブ・ブローカーズ証券で証券口座(海外証券口座)を開けば、米国個別株のオプション取引が行えましたが、正直敷居が高いですよね。

  • 税金
  • 海外送金
  • 口座維持手数料

この3つが心理的な壁になっています。

まず、税金の取り扱いの問題があります。海外証券での米国のオプション取引は総合課税の雑所得になってしまいます。税率20%の分離課税にすることができませんでした。

総合課税ということは住民税と合わせて最高55%+復興税になってしまいます(もちろん最高税率なので、所得が低い場合は税率的に有利な場合もあるが、IB証券を使う人でそこまで所得が低い人はいないんじゃないだろうか)。

また、口座への送金が海外送金。

海外送金は

手数料高い + 面倒 + マネーロンダリングを疑われる恐れ

などなど、気軽に踏み切れる要素が全くありません。

日本の証券口座にはない海外証券口座特有の口座維持に関する問題もあります。

3ヶ月以内に1万米ドル相当以上の資産を入金しないと口座が閉鎖されますし、

インタラクティブ・ブローカーズ証券では10万米ドル以上の資産が口座にないと毎月10ドルの口座維持手数料が徴収されます。

税金+海外送金+口座維持手数料

のトリプルコンボにより気軽に申しこめるものではありませんでした。

ただし、インタラクティブ・ブローカーズ証券の手数料は安いしツールはプロ仕様だし取り扱い銘柄はめちゃめちゃ豊富だし、とかなり魅力的です。

(お金を落とさない奴はいらないという姿勢は清々しいという感じもしますが)

※毎月かかる口座維持手数料10ドルは、取引があればその手数料として相殺されるので、手数料10ドル分の取引があるひとに取っては何の問題もありません。

サクソバンク証券がいいんじゃないのという話

話がそれましたが、サクソバンク証券の話に戻ります。

何が言いたかったかというと、米国株オプション取引を行う敷居がこれまでは結構高かったんですよね。

何事も最初はちょっとお試しでやってみたいわけです。

お試しでやった結果、上手く行きそうならロットを増やして本気でやってみる。

こういうのが自然で良いと思うんですよね。

オプション取引で役立つ本

Kapaさんの著作がわかりやすいですね。

東大卒医師の肩書きをひっさげて、分析的なバリュー投資法を推していました。

何故か最近は米国株オプション取引にご執心のようです。

ですが、著作は非常にわかりやすく、色々なオプション戦略を投資家目線でわかりやすく解説してくださっています。

米国株・オプション取引を行う上でのサクソバンク証券のメリット・デメリット

メリット

  • 口座維持手数料がかからない
  • 国内証券唯一の米国株オプション取引ができる
  • 分離課税(雑所得)

デメリット

  • 特定口座が無く一般口座しか開設できないので、確定申告がちょっと面倒
  • オプション取引の手数料が3ドルとインタラクティブ・ブローカーズ証券の手数料1ドルと比べてかなり割高
  • 外貨円貨への両替手数料が片道0.5%とかなり高い。しかも、売却したオプション権利の代金をそのまま外貨で置いておくことができないため、常に往復1%の為替手数料が課せられることになる。

メリットであげた点はこれまで米国オプション取引をやってみたい勢にとっては福音と言うべきものです。

外国株式オプション取引概要

サクソバンク証券には特定口座が無い!

一方で、デメリットであげた、特定口座が開設できないので確定申告が必須というのは、米国株オプション取引ができるインタラクティブ・ブローカーズ証券やFirstTradeなどの海外証券口座でも同様なので特にデメリットというわけではありません。

近いうちに特定口座に対応してくれるとうれしいなという程度です。

サクソバンク証券が特定口座に対応しても米国株オプション取引に関しては日経先物やオプション取引と同様に、確定申告しないといけないので、その点の不便はあんまり変わらないと思うんです。

米国株オプション取引の手数料と米ドルで資金を保持できず、取引ごとに為替手数料がかかるのは問題

米国株オプション取引の手数料が3ドルであり、インタラクティブ・ブローカーズ証券の3倍という点はまぁ許容範囲かなという感じです。

米国ドルをドルとしてそのまま保持できず、取引ごとに、為替手数料が往復で1%かかるというのはちょっと改善して欲しいですね。

為替手数料は往復で1%ぐらいあってもいいけど、取引ごとにかかるのはちょっとやめて欲しい。

繰り返しになりますが、米ドルで資金を保持できないという所に問題がある(インタラクティブ・ブローカーズ証券では米ドルで保持できる)ので早急になんとかして欲しい所です。

まとめ

米国株オプション取引を気軽にやってみたい人にとってはサクソバンク証券は持っておきたい証券口座だと思います。

少なくともサクソバンク証券での取引は国内の証券口座と損益通算できるという点がかなり大きいと思います。

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コメント

  1. インタラクティブ・ブローカーズ証券の口座維持手数料について、

    >10万米ドル以上の資産が口座にないと毎月10ドルの口座維持手数料が徴収されます。
    と書かれてますが、これは若干過った認識ではないかと。
    まず、口座残高が2千ドル以下ですと20ドルかかり、2千ドル以上の場合に10ドル/月となり
    ますが、これは取引手数料と相殺ですので、アクティブなユーザーでは実質的にゼロです。

    ただ、コストの問題や総合課税か分離課税かという問題以上に、他の国内先物取引やFX取引
    との損益通算の可否や、損失の繰越の可否に関するメリットが大きいので、サクソバンクが
    魅力的なのは間違いありません。

    • コメントありがとうございます。
      手数料で相殺されることは認識していましたので、追記しておきます。
      確かに、国内口座との損益通算できないのはインタラクティブ・ブローカーズ証券の致命的な点かもしれないですね。
      日本国内口座で取引していなくてインタラクティブ・ブローカーズ証券でしか取引しないという人は相当少ないですよね。